ムスリム人口
平均期間
認証コスト削減事例
JAKIM ハラール認証とは?
JAKIM(Jabatan Kemajuan Islam Malaysia)はマレーシア・イスラム発展局であり、マレーシア国内で流通する食品・飲料・化粧品・医薬品に対する公式ハラール認証を担う政府機関です。JAKIM認証は東南アジア最高権威のハラール認証として、世界70カ国以上で相互承認されています。
日本企業がマレーシア市場に食品・健康食品・化粧品を輸出、または現地で生産・流通させるには、JAKIM ハラール認証が事実上必須です。マレーシアの人口の約63%がムスリムであり、ハラール認証なしには大手流通網への参入が不可能です。
マレーシア市場にとどまりません。JAKIM認証ひとつで、インドネシア・ブルネイ・中東・中央アジアなど世界のイスラム市場全体への信頼性が同時に確保されます。
MS1500:2019 — 知っておくべき核心内容
MS1500:2019はマレーシア規格院(DSM)が発行したハラール食品の国家規格であり、JAKIM認証審査の直接的な基準です。2019年改訂版が現在適用されています。
| 区分 | 規定内容 | 日本企業の注意事項 |
|---|---|---|
| 原料のハラール性 | すべての原料はハラール出所であり、認証書または同等の証明が必須 | 供給元未確認の原料は即時ブロック事由 |
| 豚・アルコール | 豚由来成分、機能性エタノールの使用は絶対禁止 | ゼラチン・コラーゲン・グリセリンの原料確認必須 |
| 交差汚染防止 | 非ハラール物質との混入・接触禁止、専用ラインまたは洗浄手順が必要 | 共有生産ラインを使用する企業は要注意 |
| 製造衛生 | HACCPレベルの衛生管理が要求される | HACCP認証保有企業は有利 |
| ラベリング | 成分名・含量・製造者・原産地が申請書と完全一致 | 日本語ラベル+英語/BM併記が必要 |
| 流通・保管 | ハラール製品専用の保管・輸送または隔離手順 | 現地パートナーの物流確認を推奨 |
酵素・発酵・微生物培養工程を経た原料(ヒアルロン酸、酵素処理ステビア、乳酸菌など)は、植物由来であっても培養培地・溶媒・加工助剤のハラール証明が別途必要です。これを知らずに申請して審査で差し止められるケースが最も多いです。
JAKIM ハラール認証 ステップ別手順
全体の認証は大きく7つのステップで構成されます。事前準備が充分であるほど所要期間が短縮されます。
成分事前スクリーニング(Pre-Screening)
すべての原料のハラール適合性をMS1500:2019基準で事前検討します。ブロック成分を事前に発見し製品再配合リスクを除去します。E-USTAZが24時間以内に完了します。
書類準備(Documentation)
全成分のハラール認証書、COA(試験成績書)、原料規格書、工程フロー図、供給元情報を収集します。MPPHM Lampiran F様式に原料ごとの新規/既存状態を記載する必要があります。
MYeHALAL オンライン申請
JAKIMの公式ポータルMYeHALALに製品情報と書類をアップロードします。製品名・成分名・製造者情報が実際のラベルと100%一致している必要があります。
書類審査(Document Review)
JAKIM審査官が提出書類を審査します。補完要求があれば14日以内に回答する必要があります。このステップで原料の問題が発見されると認証が却下されます。
現地監査(On-site Audit)
JAKIM監査官が製造施設を直接訪問します。日本の工場の場合、JAKIM認定の検査機関を通じた代理監査が可能です。生産ライン・原料保管・衛生管理全般を確認します。
ハラール委員会審議
書類審査と現地監査の結果をもとに、JAKIM内部のハラール委員会が最終審議します。問題がなければ認証書が発行されます。
認証書発行および維持
JAKIM ハラール認証書は有効期間2年であり、更新審査が必要です。製品の成分・製造者・供給元が変更された場合、JAKIMへの即時報告義務があります。
実際のコストと期間は?
| 項目 | 費用(目安) | 期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 成分事前スクリーニング | USD 500 / 製品 | 24時間 | E-USTAZ提供 |
| 書類準備(コンサルティング) | USD 2,000〜5,000 | 1〜3ヶ月 | コンサルタント採用時 |
| MYeHALAL申請手数料 | MYR 300〜1,000 | — | 製品種別により異なる |
| 現地監査(日本工場) | USD 1,500〜3,000 | 1〜2ヶ月待機 | 認定検査機関を通じて |
| 全認証プロジェクト | USD 15,000〜25,000+ | 6〜12ヶ月 | Team8 Partners提供 |
認証失敗の最大の原因は、現地監査の段階で成分の問題が発見されることです。事前スクリーニングでこれを早期に除去すれば、再申請費用数百万円を節約できます。USD 500の投資でUSD 10,000+のリスクを除去する構造です。
ハラール成分審査 — 日本製品の主要リスク成分
日本の健康食品・化粧品に頻繁に使用される成分の中で、JAKIM審査でブロックされるか追加証明が必要な成分をまとめました。
| 成分 | リスク理由 | 判定可能性 | 解決方法 |
|---|---|---|---|
| ゼラチン | 豚または牛由来の可能性 | HARAM可能性 | 魚由来ゼラチン+ハラール認証書 |
| グリセリン | 動物性・植物性・合成の区別が必要 | MUSHBOOH | 植物性または合成出所の証明 |
| ヒアルロン酸 | 発酵培地・培養基質のハラール性 | MUSHBOOH | 培養培地の非動物性証明 |
| コラーゲン | 魚・豚・牛の出所区別 | MUSHBOOH | JAKIM認証の魚由来コラーゲン使用 |
| 酵素処理ステビア | 酵素起源および培養培地 | MUSHBOOH | 酵素・溶媒の非動物性根拠確保 |
| 乳酸菌(プロバイオティクス) | 培養培地・糖源・担体のハラール性 | MUSHBOOH | 培地証明+ハラール認証製品の使用 |
| 天然香料 | キャリア・溶媒・残留アルコール | MUSHBOOH | ハラール香料認証書+溶媒確認 |
| ビタミンC(PureWay-C等) | コーティング・抽出工程の加工助剤 | MUSHBOOH | 加工助剤の出所確認 |
| エタノール(機能性) | 機能性目的での使用は禁止 | HARAM | 代替溶媒の使用が必須 |
| カルミン・コチニール | 昆虫由来色素 | HARAM | 植物性色素に代替 |
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→ 成分リストを提出するFAQ
E-USTAZ 事前スクリーニングとは?
E-USTAZはTeam8 Partnersが開発・運営するJAKIM ハラール認証事前スクリーニングサービスです。成分リストを提出すると、24時間以内にMS1500:2019およびMPPHM Domestik 2020基準で全成分を審査し、JAKIM通過可能性を数値でご提示します。
| 項目 | E-USTAZ | 一般コンサルタント | 自社検討 |
|---|---|---|---|
| 費用 | USD 500 / 製品 | USD 3,000+ | 人件費・時間 |
| 所要時間 | 24時間 | 4〜12週 | 数ヶ月 |
| 基準 | MS1500:2019 リアルタイム反映 | コンサルタントにより異なる | 専門知識が必要 |
| 言語 | 5言語(KO/EN/BM/ZH/JA) | 限定的 | 日本語のみ |
| 学者レビュー | 含む(Ustaz検証) | 追加費用 | 不可 |
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